不思議な自然現象・おもしろ造形物のガイド

 


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不思議な自然現象


幻の池


●幻の池

(調査年月日: 1998年10月の土曜)
 ふだんは何もない杉林に、突如周囲200M、水深3Mほどの池が現れます。水はどこまでも透明で、その神秘的な姿は「もののけ姫」の世界のよう、と知人は語っていました。

池が出現した年はS29、36、43、50、57年、H元年と7年おきで、前回の出現は2年遅れのH10年10月。それから9年後の2007年は出現しませんでした。 

 

消える寸前の最後の水消える寸前の最後の水 池の跡地全景(人の大きさと比較)池の跡地全景 周囲の杉林周囲の杉林

 

●アクセス: 浜松から電車又は車で水窪駅まで。駅から南に下り、登山道入り口を西へ。池の場所は池の平。遠州7不思議にも数えられ、観光案内の看板があります。

 

●以下、池を見に行った担当者のドキュメンタリーです。

『1998年10月、もしかしたら今年池が出現するかもしれないと期待して、たまたま水窪町の観光協会(または役場)に問い合わせした。「まだでていません」と聞いた。前回から9年たった今年もまだ出ていないか・・・。

しかし数日後、TVのニュースで幻の池出現を知った!ニュースになったのが土曜日、しかし翌日は会社関係の用事が入っていた・・・。池は出現後10日ほどで消えてしまうのだが、仕方なく翌週にいくことにした。

 

浜松駅から車で2時間ほどで水窪町に着く。この日はまだすいていたようだが、池の出現直後は大渋滞だったようである。水窪駅から南に下った場所に池の平への登山口がある。駅からの時間を含めると歩いて2時間弱かかる。東京から日帰りで行くのは結構困難である。朝6時半におきて東京を出発したが登り始めるのはお昼前だった。出現後しばらく経っていることもあり、池が消えていないか心配であった。観光客は結構来ていた。池を見に行った帰りと思われる人たちに登山口付近で池の様子を聞いた。

 

「80cmくらいはあるよ」と言われた。深さではない、直径である。ここまで小さくなってしまったか!急いで歩いた。マラソンのようにきつかった。2時間弱かかるところを1時間20分で行った。途中へろへろになっていたので、すれ違うおやじに「もうへこたれたのか!」などと言われたが、息が上がってしゃべられる状態ではなく「あほたれ、こっちは猛スピードで登ってきたんじゃ!」と心の中でつぶやいた。

 

その後の情報だと直径は洗面器ほどになっているという。急げ!

 

かくしてようやく現場に着いた。そこで見たものは・・・。

 

なんと!わずかに湿った泥のような状態になっており、名の通り「幻の池」になっていた!

・・・そのまま帰るのはもったいないので「現場検証」した。いったい水はどこから湧いてくるのか?地面をよく見ると、あちこちにザリガニの巣のような「穴」があいている。ここから水が湧きだしたと思われる。それにしても、1週間前まで水深3M、周囲200Mの池があったとは信じられない風景である。次回会えるのは7年後か・・・。さらば。』

 




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