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 Home > 登山・ハイキング > 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)

白峰三山(山梨県、静岡県)


地図  コースタイムと詳細(1日目 2日目 3日目)  旅のポイント メンバーのページへ

調査年月: 2009年8月中旬の木曜日〜土曜日

南アルプスを縦走するメジャーなコース。日本第2位の高峰 北岳(3,193M)、第4位の高峰 間ノ岳(3,189M)、農鳥岳(3,026M)を縦走します。広河原から入り、奈良田に抜けるコースです。 中級者向け。 奈良田では、下山後に温泉に入浴できます。
肩の小屋より甲斐駒肩の小屋より甲斐駒

光を受けて輝く雲光を受けて輝く雲

甲斐駒(右)と仙丈岳甲斐駒(右)と仙丈岳
北岳南側より間ノ岳方面北岳南側より間ノ岳方面

北岳南側より間ノ岳方面2北岳南側より間ノ岳方面2

肩の小屋の夕食肩の小屋の夕食
間ノ岳山頂間ノ岳山頂

農鳥小屋の夕食農鳥小屋の夕食

朝の鳳凰三山朝の鳳凰三山
 御来光  御来光 

朝の西農鳥岳朝の西農鳥岳

光り輝く雲海光輝く雲海
西農鳥より間ノ岳、北岳西農鳥より間ノ岳、北岳

農鳥岳山頂と富士 農鳥岳と富士

西農鳥より槍・穂高岳西農鳥より槍・穂高
西農鳥より塩見・荒川岳西農鳥より塩見・荒川

農鳥より北岳農鳥より北岳

農鳥小屋のお弁当農鳥小屋のお弁当

地図

 バルーンマーカーやコースラインをクリックすると、説明が表示されます。地図はドラッグして移動や、拡大・縮小が可能です。

コースタイムと詳細

 ○1日目:広河原登山口 → 北岳肩の小屋(大樺沢、右俣経由)

(3段階評価、★★★が最高)

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

広河原登山口

 

1,520

0

10:10

←天然水を汲むことができます。広河原は現在はマイカー乗り入れ禁止で、甲府方面または奈良田からバスで入ります。トイレあり。

 ↓ 30分

橋を渡り、樹林帯にはいっていきます。(右の写真)北岳は雲の中。

コースの

ハードさ

★★

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★(樹林帯)

 

混雑度

★★

地面:

土と石、岩

御池小屋分岐点

 1,630

 

10:45

 

←小休憩するスペースがあります。右を行くと御池小屋、左は大樺沢です。

 ↓ 60分

途中、沢をいくつか渡ります。橋がついています。

コースの

ハードさ

★★

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★(樹林帯)

 

混雑度

★★

地面:

土と石、岩

昼食休憩

 

 

11:45

12:30

←二俣まで、沢を横切る際にいくつかスペースがあります。ここは登山道を左側に入った、涸れ沢です。4人程度が休憩できる程度のこじんまりとしたスペースです。

 ↓ 60分

沢を何度か横切ります。後半、雪渓を左に見ながら歩きます。

コースの

ハードさ

★★

整備状況

通りやすさ

★★(後半雪渓)

見晴らし

★〜★★

(後半雪渓)

混雑度

★★

地面:

土と石、岩

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

大樺沢二俣

2,220

累積

 2.9

13:30〜

13:35

 

←晴れていれば、雪渓のほか鳳凰三山の一部を望むことができます。昼食スペース(岩場)、仮設トイレあり。

 ↓ 70分

(うち10分休憩)

急登です。やがて樹林帯に入っていきます。

 

コースの

ハードさ

★★★

 

整備状況

通りやすさ

★★★

見晴らし

前半★★

後半★

混雑度

★★

地面:

土と石

お花畑

 

 

14:45〜14:50

 ←樹林帯を抜けると、急斜面の草地が広がります。

 ↓ 65分

(うち10分休憩)

急斜面をジグザグと登っていきます。途中、御池小屋との分岐があります。

コースの

ハードさ

★★★

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★〜

★★★

混雑度

★★

地面:

土と石

小太郎山分岐

2,850

 累積4.1

15:57

←ここから緩やかな尾根道に入ります。風が強い場合もあります。

 ↓ 35分

見晴らしがよく、甲斐駒や仙丈岳を望むことができます。

コースの

ハードさ

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

混雑度

★★

地面:

土と石

北岳肩の小屋

3,010

 

16:35

←眺めのよい小屋の前。ブロッケンの妖怪がみられることもあります。

合計

 

5.3km

6.5hr

含休憩

上り  1,490m

下り  0m

 

 

 ○2日目:北岳肩の小屋 → 農鳥小屋

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

北岳肩の小屋

3,010

0

6:15

朝食は5:00でした。

 ↓ 45分

尾根道を登っていきます。途中、岩場もあります。

コースの

ハードさ

★★〜

★★★

整備状況

通りやすさ

★★〜

見晴らし

★★★

 

混雑度

★★★

地面:

石、岩

北岳山頂

3,193

 0.6

7:00

7:40

←山頂はやや広々としており、休憩スペースはたくさんあります。天気がよければ富士山や八ヶ岳をはじめ360度の大展望です。

 ↓ 40分

ところどころ、急な山道です。

 

コースの

ハードさ

★★〜

★★★

整備状況

通りやすさ

★★〜★

見晴らし

★★★

 

混雑度

★★★

地面:

石、岩

分岐点の先の小高い場所

 

 

8:20

8:35

←広くはありませんが、一息つくのによい場所です。

 ↓ 20分

並行して、東側の低いところにも道があります。

コースの

ハードさ

★★

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

混雑度

★★

地面:

土と石

、岩

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

北岳山荘

 2,885

累積

1.6

8:55

←鐘が設置してありならすことができます。

 ↓ 50分

さほど急ではないのぼりです。

 

コースの

ハードさ

★★

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

混雑度

★★

地面:

土と石、岩

中白峰山

 3,055

 

9:45

10:00

←頂上は比較的場所があり、数人は休憩することができます。ライチョウがいました。

 ↓ 60分

手を使う岩場も何ヶ所かあります。

コースの

ハードさ

★★

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

混雑度

★★

地面:

土と石、岩

間ノ岳山頂

3,189

累積

4.2 

11:00

12:35

←広々とした山頂です。ご飯を食べるスペースもたくさんあります。昼寝も。

 ↓ 65分

やや急な下りも何箇所かあり、足元に注意が必要。

コースの

ハードさ

★★〜

★★★

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

混雑度

地面:

石と岩

農鳥小屋

2,800

 

13:40

質素な小屋です。小屋の飲料水は雨水です。往復30分のところに水場があります。行水もできるので行くことをお勧めします。

合計

 

6.2km

7.5hr

含休憩

上り  530m

下り  740m

 

 

 ○3日目:農鳥小屋 → 奈良田

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

農鳥小屋

2,800

0

5:50

朝食は4:30でした。具がたくさんの味噌汁と生卵、のり、漬物などです。

 ↓ 50分

やや急な登りです。途中、高度感のある場所もあります。

コースの

ハードさ

★★〜

★★★

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

 

混雑度

★★

地面:

石、岩

西農鳥岳山頂

3,051

 

6:40

7:00

←山頂は狭く、高度感があります。滑り落ちないよう注意しましょう。眺めは最高で、日本の第1位から5位までの高峰を確認できます。南アルプス南部の3,000M峰も多数確認できます。

 ↓ 40分

ところどころ、岩場のある山道です。

 

コースの

ハードさ

★★〜

★★★

整備状況

通りやすさ

★(岩場)

見晴らし

★★★

 

混雑度

★★

地面:

石、岩

農鳥岳山頂

 3,026

累積1.8

7:40

8:00

←広々した山頂からは北岳の鋭鋒や富士山がよく見えます。

 ↓ 35分

比較的緩い下りです。

コースの

ハードさ

★〜

★★

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

★★★

混雑度

地面:

石、岩

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

大門沢下降点

 2,830

累積

 2.8

8:35

8:50

←鐘が設置してありならすことができます。ここから下は急な下りです。

 ↓ 95分

(うち15分休憩)

そこそこの坂が続きます。

 

コースの

ハードさ

★★★

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

前半★★

後半★

混雑度

地面:

土と石、岩

河原のそば

 

 

10:40

←地図で「水場」と書かれているのはおそらくこの沢のことだと思われます。直接飲むにはやや抵抗あります。

 ↓ 45分

(うち10分休憩)

不安定な橋をいくつか渡ります。

コースの

ハードさ

★〜★★

 

整備状況

通りやすさ

★〜★★

見晴らし

混雑度

地面:

土と石、岩

大門沢小屋

1,730

 累積

5.0

11:35

12:45

←ベンチで昼食を取れます。麺類やカレーなど、温かいものも注文できます。1,000円程度。飲料水は無料。トイレは有料。

 ↓ 50分

川沿いの道が多くなります。道に常に水が流れている場所もあります。

コースの

ハードさ

★〜

★★

 

整備状況

通りやすさ

★★

見晴らし

混雑度

★★

地面:

土、石と岩、橋

地点 または

コース

標高

M

距離

km

実績

(時刻)

地点状況 または コース状況

八丁坂付近

 

 

13:35

13:45

川沿いから一旦離れます。直後に急坂があり、やがて緩やかになった後再びさらに急で狭い坂になります。

 ↓ 55分

すれ違いの難しい狭い道が多くなります。

コースの

ハードさ

★★

一部★★★

 

整備状況

通りやすさ

★〜★★

見晴らし

混雑度

★★

地面:

土、石と岩、橋

取水口手前

 

 

14:40

14:50

こわそうなつり橋の見える手前で最後の休憩です。

 ↓ 60分

道はほとんどの区間快適ですが、吊り橋が恐怖です。

コースの

ハードさ

 

整備状況

通りやすさ

★★〜

★★★

見晴らし

混雑度

地面:

土、石と車道、橋

奈良田

第一発電所

 885

累積

10.8

15:50

ゲートをこえ、バスの通行する車道に出ます。ここから奈良田温泉まで30分強。

合計

 

10.8km

10hr

含休憩

上り  320m

下り 2,230m

 

 

旅のポイント

内容 ポイント

詳細

 時期

 梅雨明け後の天候が安定する時期がいいでしょう。

2日目は、ずっと3,000M付近の稜線を歩くことになるので雷の出やすい時期は注意が必要です。また、間ノ岳付近は霧がでると迷いやすくなります。

 当日の宿泊

 小屋泊

またはテント

 ●北岳肩の小屋は素泊まり寝具つきで4,500円。朝食1,000円、夕食2,000円。昼食弁当1,000円。テントサイト500円。到着が遅くなると、小屋から遠い場所のサイトになってしまいます。

・小屋のトイレ: 数が少なく、朝は混みあいます。トイレットペーパーは持参。においます。テントサイト用のトイレもあるので混雑時はそちらを利用するとよいでしょう。

・寝具: 枕あり。空きスペースがあっても詰めて使用する場合あり。

・食事: ランクは中。夕食は肉炒め、朝食は卵炒めなど。

●農鳥小屋は素泊まり寝具つきで4,500円。朝食1,000円、夕食1,500円。昼食弁当1,000円。テントサイト500円。到着が遅くなると、小屋から遠い場所のサイトになってしまいます。見過ごしがちですが、稜線の西側にもテントサイトがあります。

・小屋のトイレ: 男女別で、男性はブースが4つあります。穴から外の地面が丸見え。トイレットペーパーは持参。垂れ流しなのでにおいます。

・寝具: 毛布、枕。

・食事: ランクは中の上。夕食は乾物(高野豆腐、干し椎茸など)の煮浸し、朝食は生卵など。

・水場:往復30分のところに、おそらく沢から引いていると思われる水場があります。小屋の水は雨水なので、この水は重宝します。行水も可能で、顔や頭を洗うと最高の気分です。

 食料品

 事前に調達

中央道の甲府南ICで降りた後、140号線沿いにいくつかコンビニがあります。52号線に入るとほとんどないのではやめに。

 水

 ほとんどなし

 広河原や奈良田で給水できるほかは、コース上で利用できる水はほとんど小屋の水のみと考えたほうがいいと思います。煮沸前提であれば、初日と3日目は沢の水を利用できます。コース上唯一といえる、天然水は農鳥小屋の下にある水場です。

 グルメ

 周辺にはなし

 南下した場合、身延駅周辺にはところどころ飲食店があります。北上した場合、甲府駅まで戻れば多数あります。

 迷い道

 ほとんどなし

 間ノ岳周辺は、霧などの悪天候時に迷う可能性がありますが、晴れていればまず迷わないでしょう。

 入浴

 奈良田の里温泉

 下山後の入浴は「奈良田の里温泉」(500円)で可能です。ぬるっとした源泉が流れ込み、飲用も可能です。男女別内湯のみで、ぬるめの浴槽と熱めの浴槽があります。大きなガラス張りです。あわせると10人は入れる広さで、洗い場は6ヶ所ほど(男湯)。



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